一夜で人生が激変した海外の事例9話

人物

銃声が響く。

嵐が船を飲み込む。

幽霊が囁く。

霧の中で友が消える。

たった一夜で、運命は残酷に時に奇跡的にひっくり返る。

海外で起きた9人の実話は、恐怖、喪失、希望が交錯する物語です。

Xで囁かれ、議論を呼ぶこれらの事件は平凡な日常を一瞬で壊します。

銀行強盗の銃口、UFOの不気味な光、呪われた屋敷の闇…彼らはどう生き延び、どう変わったのでしょうか?

あなたなら耐えられますか?覚悟して読み進めてください。次の夜、あなたの人生が揺れるかもしれません。

 

1. 銀行強盗の銃口、凍りついた夜(2018年、アメリカ)

カリフォルニアの銀行で働くテッサ(27歳)は、退屈な昼下がりを過ごす普通の銀行員でした。
2018年8月、彼女の人生は大きく動きます。
突然ガラスドアが砕け、覆面の強盗が銃を振りかざし、動くな!」と叫ぶ声に、客の悲鳴が響きます。
極度の恐怖に心臓が止まりそうなテッサ。
息子の笑顔がちらつき、死が目の前に迫ります。
強盗が金を詰める瞬間、テッサは震える手でカウンター下の隠しボタンを押しました。バレれば命は無かったでしょう。
間もなくサイレンが鳴り、警察が突入。
強盗は逮捕され、テレビは「英雄テッサ」と報じました。
事件は無事に解決しましたが、テッサは長いこと銃撃音のPTSDに悩まされることになります。
ようやく乗り越えた彼女は危機管理コンサルタントに転身することに。
あの夜、死を覚悟して強さを知った」と後に語っています。

 

2. 嵐の海、死を数えた一夜(2016年、太平洋)

ニュージーランドの漁師ジョン(34歳)は、太平洋の闇を進んでいました。
2016年3月、大きな嵐が彼の船を襲います。
波が甲板を叩き、船は転覆。
ジョンは必死に救命ボートにしがみつき、サメが泳ぐ海で一夜を過ごしました。
冷たい波、遠い家族の声。
ここで死ぬのか?」と死を覚悟します。
どうにかこうにかサメの襲撃を免れた夜明け、救助隊のヘリに救出されました。
新聞が「漁師のサバイバル」と報じ、一躍有名人になります。
そんな彼は、この一夜の経験で「あの夜、海が命の重さを教えてくれた」と漁師を捨てて海難救助隊になりました。

 

3. UFOの光、人生を奪った夜(2007年、アメリカ)

アリゾナのトラック運転手マーク(42歳)が、ルート66を走っていた時の話です。
何気なく空を見たところ、青白い光が空を覆っていました。
そして巨大な物体が音もなく浮かび、衝撃でトラックが震えます。
恐怖で凍りつくも何とか携帯で一連の動画を撮ることに。
Xに投稿すると、数百万ビューの記録。
その夜、マークの人生は変わることになります。
UFO研究者から連絡があり、40代にして大学へ。
天文学を学び、博士号を取得。
今はUFO研究の講演家になり、活動しています。

 

4. 火山の咆哮、愛を奪った夜(2019年、ニュージーランド)

オーストラリア人ジェシカ(28歳)は、恋人マイクとホワイト島へ来ていました。
火山ツアー中のことです。
突然地面が激しく揺れ、熱波が襲います。
マイクが「逃げろ!」と叫び倒れ、ジェシカは岩陰に隠れます。
火山灰が肺を焼きながらも「彼を置いていけない」と必死に一夜を耐えしのぎました。
ようやく救助されたものの、最愛の恋人マイクの死を知ることに。
失意のどん底の中、火山学を学び、彼女は災害予防の研究者になりました。
この火山で47人中、13人が命を落としています。

 

5. 詐欺師のナイフ、正義の夜(2020年、ブラジル)

ブラジルのサンパウロの市場で働いていたルイス(25歳)は、観光客を騙す詐欺師を見たことで人生が一変しました。
怒りに駆られ「やめろ!」と叫んだところ、詐欺師のナイフが光り、報復の脅しを受けます。
その脅しに屈することなくルイスは警察に通報し、逮捕に導くことに成功します。
メディアが「市場のヒーロー」と報じ、ルイスは詐欺被害者支援のNGOを設立してブラジルの活動家に。
後に「あの夜、正義を選んで人生が変わった」と彼は語っています。

 

6. 深夜の電話、家族を砕いた夜(2015年、カナダ)

カナダのトロントに住む主婦のエマ(35歳)は、幸せな家庭を築いていました。
ところが2015年2月、深夜の電話で彼女の人生は一変することに。
「夫が事故に」
病院に駆けつけるも、夫は無傷で無事。
実は、電話は夫の愛人の工作でした。
夫の不倫を疑いもしなかったエマは酷く嘆き、一夜で結婚が崩壊。
子供を抱き、涙で夜を過ごします。
エマは離婚後、自己啓発書を出版し、全米で講演家に転身しました。

 

7. テロの銃声、平和への夜(2015年、フランス)

イギリス人トム(29歳)は、友人たちと一緒にパリのバタクラン劇場でコンサートを楽しんでいました。
しかしこの平和な時間は突然の銃声音に撃ち砕かれることになります。
彼が聞いた音はテロ犯の無差別銃撃でした。
一緒に来ていた友人2人を失い、自身は負傷しながらも何とか一夜を生き延びます。
逃げ惑う人々、血の匂いと叫び声の中、トムは酷く追い詰められます。
後にトムは平和教育のNPOを設立し、過激化防止を訴えています。

 

8. 幽霊屋敷の夜、信仰に目覚めた男(2010年、アメリカ)

2010年、アメリカのルイジアナの教師として働いていたジェイコブ(32歳)は、友人の誘いで「呪われた屋敷」に泊まりました。
幽霊や呪いといった事を全く信じてなかったジェイコブでしたが、深夜に謎の足音、囁き声、冷たい風などに襲われ、ドアが勝手に閉まり、鏡に映る影。
そんなことを体験して恐怖で逃げ出し、車で朝を迎えることに。
翌日、ジェイコブは信仰に目覚め、牧師に転身。
幽霊屋敷で神と悪魔を見たんだとか。

 

9. 謎の失踪、真相を追う女(2017年、イギリス)

ロンドンの学生サラ(22歳)は、友人とパブで飲んでいました。
しかしこの友人はトイレに行く。と言ったっきり戻ってくることはありませんでした。
監視カメラにも映らず、誰も彼女の行方を知らないと言います。
サラは一夜を警察署で過ごし、恐怖と謎に震えました。
この事件が大きく影響したサラは友人の失踪を追う内に探偵に転身することに。
後にサラは似たような失踪事件(誘拐事件)を解決して、BBCで「市民探偵」と報じられました。
しかし残念ながら友人の失踪は今でもわかっていません。

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