世界には、現代科学にも解けない不気味な音が響き渡っています。
日本の四国で轟く「ヤン」という怪音から、南太平洋の深海でうなる「ブロープ」まで。
この記事では、そんな世界の謎の音8選を紹介。
科学が手出しできない不思議な音を、見ていきましょう。
ヤン 日本の四国で聞こえる空震
四国地方、特に高知県で聞こえる「ヤン」は、空から聞こえる大砲のような音で、地震や天候とは関係なく発生する。
これは世界各地で報告されている「空震(Skyquake)」の一種で、四国では「ヤン」と呼ばれている。
音は非常に大きく、建物が振動するほど。
時には遠くで雷が鳴っているようにも感じられますが、雲がない場合も多いとか。
海外でも「Barisal Guns」(ベンガル湾)や「Seneca Guns」(アメリカ・ニューヨーク州)として知られる同様の現象が報告されています。
これらは水辺の地域で特に多く、波の音や地殻変動が関与している可能性があります。
ザ・ハム(The Hum)世界各地
世界各地(特にアメリカやイギリス)で報告されている、低周波の「ブーン」という謎の音。
夜中に聞こえ、頭痛や不眠を引き起こすこともあると言います。
工業施設、電磁波、地下活動など原因は諸説ありますが、特定には至ってません。
一部地域では「タオス・ハム」として有名です。
アポカリプティック・サウンド(Apocalyptic Sound)
世界中で記録されている、空から響くトランペットや金属の擦れるような不気味な音。「終末の音」とも言われています。
UFO、気象現象、軍事実験説などが囁かれますが、科学的説明は皆無です。
youtubeで検索すると多数ヒットするので1つリンクを。
ブループ(Bloop)太平洋
1997年に太平洋で録音された超低周波の謎の音。
クジラより遥かに巨大な生物の声とも。
2005年に氷震(氷河の崩壊音)と推測されましたが、完全に解明されたわけではありません。
深海の未知生物説が根強く、地球上のどの動物が発する鳴き声よりもはるかに強力であるため、人類がまだ発見できていない生物が出した音や鳴き声だという説も。
もし生物だとして音から推測すると体長215メートルにものぼるようです。
スカイクエイク(Skyquake)アメリカ東海岸、日本
晴れた空から突然聞こえる、大砲や雷のような爆音。
アメリカ東海岸や日本でも報告あり。
隕石、ジェット機、地震の前兆説などありますが、原因不明。
地域によっては「セネカ・ガン」とも呼ばれます。
ジュリア・サウンド(Julia Sound)太平洋
1999年に太平洋で録音された、まるで遠吠えのような不気味な深海の音。
氷山の移動音とされてますが、完全には解明されておらず、未知の海洋生物説もあります。
オーロラの囁き(Aurora Sounds)北極圏
北極圏でオーロラが見える夜、かすかなヒューヒューという音が聞こえるとされています。
地元では「精霊が駆ける音」などとも言われていて、口笛で応えるとオーロラの光が近づいてくるんだとか。
電磁波や大気の振動が原因ではないかとする説がありますが、科学的証拠は薄いようです。
Whistle’ Sound(ホイッスル サウンド)太平洋
1997年7月7日、太平洋のNOAA(米国海洋大気庁)のハイドロフォンで記録された高音の「キィー」というホイッスルのような音。
マリアナ海溝近くなど深海で検出されました。
クジラや他の海洋生物の鳴き声説では?という説もありましたが、既知の生物の音とは異なり複雑。
海底の地質活動(火山や圧力変化)説もありますが、単一のハイドロフォンしか捉えず、正確な位置や原因は不明です。
また深海の過酷な環境で調査が難航しています。
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